ドリボ感想4

ドリボ千秋楽の日を迎えてしまいました…。てごしさんは元気に舞台を(外でも?)楽しんでいるようで何よりです。お疲れ様を言う前にドリボ感想を仕上げます。明日は休日出勤なのに…。これ仕上げないと他のネタに触れられないから自分のためにがんばります。またしてもただの感想(ネタバレ含む)の羅列です。

さっきの書き忘れ。
・カズヤのロスマイかあっこいい!!ファンの皆さんが絶賛するとおり。てごしさんのときは目を皿のようにしてはいても、どうしても歌に集中してしまって終わったあとは歌声の方が記憶に残っているのですが、カズヤに関しては繊細な歌声とキビキビとしたダンスとスラっとしたスタイル、またバックダンサーさんも含めて、舞台上の全てのものがひとつとなって印象に残ってます。ものすごくひとつのショーとしてのレベルの高さを感じました。衣装の赤がよく似合う!(グループでも赤がメンカラーなのでしょうか)この衣装、冒頭の3人の解散コンで着てた赤衣装と同じなのかな?好き。
・ホンコンタイワンさんってすごい。ユウヤの笑いは、本人がキャハハ☆ってなってるのを見て、わけわかんないけど楽しそうだな〜カワイイ!とこっちが笑顔になるパターンだから、ファンでない人には、すいません自担がつまんないこと言って一人でうけてハイテンションになってて(>_<)ということも正直しばしば…。でも、河合くんは違う!テンポもいいし発声もいい上、自担にない「空回ってない&空気読んでる」スキルが高くて感心ですよ。ユウヤと同学年なので元々注目していましたが、今回でもっとお気に入りになりました。
・河合くんについてもうひとつ。「愛しているから」の作曲者が実はカズヤという場面のやりとりにキュンってなりました。この年代のジュニアさん(ABCやキスマイの上の方)とてごしさんってちょっと気まずいのかなあなんて思ったりする部分があって。(同年代だとただでさえライバル意識あるのに、ぽっと出でデビューしちゃったもんだから…ねえ)優しいセリフのやりとりをしてて、もちろん芝居なんですけど、ちょっと安心しました。
・ごせきさんの芝居が何かおもしろい。少クラで小芝居をするコーナーをまんま思い出しました。
・試合後、後ろを向いてスローになるところの動きが全体的におもしろかったのでもう一度見たかった。絶対に笑ってる人が何人かいた!

<2幕>
スパイダーマン
・幕間あけって特に合図なく幕が上がって開始。しばらく舞台観劇から遠ざかってたけど、こういうもんだったっけ。いきなりスパイダーマンからスタート!えっ!?ってなったんで、今どこまで話進んだんだった?とアクロ見ながら頭を整理。でもこのあたりは、言うなれば「注:これはカズヤの頭の中のイメージ映像です」といった内容だから特に考えずカズヤの勇姿に見惚れてればいいんだ、と2回目は開き直っていました。
<赤VS青>
・帝劇ではここにユウヤも混じってたのにね…。そう思うとカットが悲しいけど、元はこのスタイルなので、今まで見てる方には梅芸verの方が違和感ないでしょうね。河合くんと橋本くんがメインで歌っていますが、歌バトルはもう少し声質がバラバラな二人の方が面白そうかな。
<女の戦い>
・ストーリーは唐突にシメへ向かう。ザ・昼ドラ(or大映ドラマ)。つっこみたくてたまらない。辛口ってわけでなく、おもしろがってるだけですよ!
・マコトさんは1幕から出番が多くて何やら暗躍している雰囲気でしたが、カギを握っていたのはちらちらとしか出ていなかったマダム・ミネ。「やっぱりアンタ、オレ(カズヤ)の母親だったんだな…」と言われても、何がやっぱりなんだかさっぱり。
・宝塚女優は演技がうまい。でも、この2名の対立が元凶なんだよということを表したかったとはいえ、2人のセリフのやりとりだけでタネ明かしをするという魅せ方はつまんないなと思った。しゃべるしゃべる。
・マコトさんは、『スバル負傷の濡れ衣をカズヤにかぶせて、その母親であるミネを公の場に引きずり出して彼女を辱めることが目的だったけど、ナオキが心臓病になって移植する心臓なくて、復讐うんぬんの初期の目的ははどーでもよくなっったわー』ってことで全てを話してるのかな。それとも『ナオキの心臓に使うためにスバルの心臓を狙ってたけど、思ったより早くスバルが死んじゃって移植間に合わない。計画パーだわアハハ』ってなことだろうか。予習をして行ったわりに細かい部分がつかめなかった。あまり気にしなくていい部分なんだろう、深くは考えまい。
・宝塚の方は立ち姿だけでプロって雰囲気がある。宝塚出身っていうだけで一定のクオリティの方を次々に輩出するシステムは、ジャニ事務所の目指す方向なのかなという気がします。
・若々しい衣装やスタイルに男らしい声で颯爽としたマコトと、年を重ねた落ち着きと優雅さを兼ね備えた燐としたマダム・ミネ。同性から見て憧れてしまいます。このお二人の歌声の重なり方がきれいでした。溶けてひとつの歌として聞えることに重点を置いた歌い方。てごすばは、それぞれがぶつかって高めあっていく歌。対立する者同士の歌バトル2種ですが、アプローチの仕方が真逆でおもしろかったです。
<そして完結編へ>
・カズヤ捜索隊として久々のユウヤ登場。お前が真相を話したらこんなにカズヤを探さなくていいんじゃ?
・なぜか左右の鉄格子にそれぞれいるナオキとカズヤ。カズヤからナオキの側に行こうとしてカズヤは落っこちたの?あんな離れてるのに届くわけないやん、マヌケでないかい…?と思ってスイマセン。設定上は近い所にあるのかもね…。
・スバルカズヤの白布がたれた場面、とてもキレイでした。心穏やかに話すスバル。過去の作品はアドリブシーンだったらしいのですが、私はシリアスなこちらの方がたぶん好み(見てないのにすいません)。内容は、あと一時間で移植しろという、どう考えても医学的に無理という話でしたが、雰囲気に飲まれます…。
・あのー、わかってはいたんですけど…、このストーリー基本的には「カズヤとスバルの物語」もしくは「カズヤと二人の母親の物語」なんだよなあ。このやりとりに全くユウヤが絡まないのがちょっと残念。(ていうか、2幕になると存在が軽くなるユウヤさん。)ユウヤにも一言言い残すことないですか!なーんて。根本的には、3人の幼馴染の話と母子の愛憎物語(+移植話)の関係性が薄いのでとっちらかってる印象。どちらかの筋一本にした方がスッキリすると思う素人です。
・カズヤ復活、ユウヤがとつかさんを連れてきた上、移植成功の報告。時間軸がよくわからない。よく考えると、カズヤは密かに復活してて、ユウヤに移植のことを託して再び雲隠れ、そして数ヵ月後…という場面なのかな。深読みし過ぎ?
・微笑をたたえて全てうまくいったことを話すユウヤを見てそういったことはどーでもよくなる。この人のこの顔好きー。幸せそうなのにちょっと悲しそうにも見える顔。てごしさんって明るいニコニコが基本の割に、よくわかんない陰があるのが不思議。年齢重ねてその部分が薄くなったなあとは思うけど…。(うまく表現できなくてもどかしい)
・ナオキの手紙朗読がそれまでのセリフよりも聞き取りやすいなあと思ってたら、朗読は別人…!!と気づいた。そこは関西verを作ってあげようよ。いきなり標準語なんだもん。
・ナオキは泣いていたけど母親のしたことを理解したうんぬんを聞いて「うそだっっっ!!!」と叫びたい衝動に駆られる。私だったら親がそんなことをしても理解不能。実の兄だと思っていたスバルが、実の母マコトの画策により実の兄カズヤの手で死に至った、って書くとかなりナオキにとって悲劇なんだけども。
・とにかく、みんなが誰かのためを思ってやってしまったので真の悪人はいないということらしい。スバルの意思を継いでナオキをボクサーにするという結論に。心臓移植した子はボクサーになれるのだろうか??危険じゃないかなあ…。
・最後のカズヤのセリフのとき、ふとBGM音楽に耳を奪われた。「ジ タ バ タ す る 純情…」えー!!あっけにとられてカズヤのセリフを聞き逃したー2回とも。どーゆーセレクト?ごくせんつながり?
<フィナーレ>
・階段上から出てきた宝塚2名の白ドレスがウェディングドレスのようでした。
・メイン3人と宝塚2名が白で、バックの方は黒衣装。フライングに白衣装は正解!
・フライングの3者3様っぷりがいい!!このキャラが立ってる感!堂々たるザ・主役、かわいこ天使ちゃん、不器用ですから…の組み合わせ。フライング見てたら舞台上で踊る皆さん見れないし…というわけでDVDが出たらじっくり全体を見たい場面です。
・すばミネ、てごマコトでエスコート。ここ両方見たいのに目が足りない!かわいいのに!手を引いてもらう方の女優陣の方が貫禄あるよねえ。
・花火。夏の稽古のときに3人とジャニさんとで花火を見たとか言ってたなあとか思い出す。関係ないか。ドリボ定番の演出でしょうかね。
・カズヤ挑戦者。なぜか聞いたことのある曲でした。ここはバックの方もいなかったので、一番カズヤの歌をじっくり聞きました。最後にこういうシメ方する舞台は初めてだったけど、ショータイムとのつなぎが自然になっててよかったと思います。
・このすぐあと、白壁にてごしシルエットが浮かび上がる→あぼスタートの演出が極上でした!!が、これについてはまた別に。

後半になるにつれてつっこみが多くなってきましたが、これでもストーリー含めてとっても楽しめたんです。本当です!!見てる間は怒涛の展開であれよあれよとそーなんだーってなって最後のシメなんで、納得できる雰囲気になってるし。キレイにまとまった(まとめた)なっていうので後味悪くないし!!ただ、よくよく考えるとストーリーが…ってだけで。よかったよーって胸はっていえます!!出演者の皆様は誇り!
これでドリボ感想ひと段落!寝ます…。