もしもピアノが弾けたなら

それは23日(日)、テゴマスツアー広島2日目2部のこと。ミニMCでてごしが「猫ふんじゃった」を弾きました。他の人にとっては些細な出来事だったかもしれない。でも私にとっては特別な日となりました。

以下はただの感想というか自己満足な吐き出しです。長―くて、我ながら気持ち悪い文章。ネタバレありかもしれません。


二次ヲタな話をしますが、自分の心を揺さぶる設定に「左利き」「家族LOVE(でも家族の縁が薄そう)」「色白」「髪色は寒色系または淡い金とか茶」「メガネ」「細身」「緑系の服が似合う」「頭脳派ポジション」…等々があります(わー書き出すと長い)。こうした設定にかすったら、気になる→好きに転化しやすい。が、そういう「設定」みたいなものって、三次元では求めるもんじゃないなーと考えるようにしてる。こういうのが理想(髪型とか趣味嗜好とか)っていうのはあるにはあるんですが、そこは二次元とは違うから、理想を思い描き過ぎると失望するだけなんで。ファンになりたての頃*1とか、そのモジャパーマのせいで表情が見れないんじゃあああ!とか、「猫」はいいから「きらめき」をもっと長く弾いてよとか、どーでもいーことを考えていた。しばらく放心。終わってから、今日の印象的だったことは…と考えたら、これしか思い浮かばなかった。びっくりし過ぎて現実感がないけど。また弾いてくれないかな。次はちゃんと見るのに。てごしがさくらガールピアノver披露してくれるのが、今の最高の理想。


前にもテゴマスごとでこういう願望→現実ってのがあった。前回のツアー前、私は一番聴きたい曲が「はじめての朝」「ずっと」。セトリネタバレを見て、「はじめての朝」がなかったことが残念だったけど、なくても満足できるセトリではあったので、現場に行くと気にならず。Wアンコで「ずっと」を歌うと知って、Wアンコの可能性が高い2部に参戦し、船の時間がギリギリだったんで、扉の近くに移動しつつ「ずっと」 を聞いて感動して泣いた。そしてオーラスにて、まさかまさかのアカペラ「はじめての朝」。心の中で「やっぱりこの曲が聴きたかったの!!!!」と反芻しながら、この歌声を聞き漏らすまいと全ての神経を研ぎ澄まし、また涙。オーラスの最後の最後ということもあり、それはそれは体験したことのない空間、時間で去年の夏の最高の思い出のひとつ(もうひとつは24TVのイモトへのハグ)。


今年のテゴマスツアーで、去年に続いて、またしても見たかったものを見られた。心から嬉しくて、行った甲斐があったと満足。逆に今は、これから先(NEWSコンも含めて)、こうした最高の幸福感が味わえないと物足りなく思うのではないかと不安な気持ちもムクムク。更にもっとってなっちゃうのが人間だから…。こうした幸運がこれから先も続くわけがないのにね。そーゆーネガな気持ちもありつつ、再びそんな気持ちを味わいたいのでまだまだ追いかけたいという気持ちに拍車かかってTravelingしたい。

大げさですけども、ああこの瞬間は人生の中で最高に幸せで、こいつすんげー好き好き好きってなったなっていう、忘れられない1P(×2)を作ることができて、ジャニヲタになってよかったなあって思います。くじけそうな現実の中、ふと思い出すと元気になる素があることにとっても助けられてます。

…ということで長々と書いてしまいましたが、どうやら本日(26日)の仙台にて再びキーボードを披露したらしい。えーっと。このタイミングでこんなことを書いてしまった私は一体。一期一会だと思ったのに。ま、たびたび弾いてくれるのは、それはそれで喜ばしいことです。

*1:2年くらい前。しゃばけ辺り))、純朴そうなてごしがすっかり垢抜けちゃって、思い描いていたよりずっと女好き(笑)なのに、まー正直ショックを受けたこともありますが、そりゃそーだよねーと妙に納得したもんです。リアルな成人男子だもんねえ。昔と違って芸能人のプライベートが一般の人に伝わりやすいから、3次元なのに2次元的な楽しみをファンに提供する存在であるアイドルにとっては少々世知辛い。なるべく、与えられる情報の範囲でツボを見つけようってのが理想の楽しみ方。 前置きが長くなりました。上記のような考えなので、いくら「てごしにピアノ弾いてほしいなー」とは思ってはいても、それでないからガッカリするとかはないし、願望を押し付けるようなつもりもなかったです。弾く姿を見られたらいいけど、あくまで願望は願望みたいに思ってました。今回のツアーでまっすが弾く姿はかわいいし、てごしのギターもかっこいいし、それで満足でした。 ところがところが。あっさり「てごしwithキーボード」という理想の姿を目撃できまして。あっけにとられました。唐突過ぎて、あれ?理想の姿が見られちゃった…いいの?くらいの微妙な反応をその場ではしてしまいました。後からは、見たい見たいと思ってた姿をこの目で見てしまったと嬉しい反面、三次元に対する理想の実現にとまどっています。こんなに願望→現実がうまくいくことってなかなかないと思うんで、ラッキー過ぎてこわい…。あたまの中ではぐるぐると、てごしが弾いたテンポの速い「猫ふんじゃった」が回っています。この曲を、こんなにかわいらしい両曲だと思ったことは今までない。てごしマジック。ほんとーにお上手でした。私はピアノを習ったことはないけど、この曲は友達が休み時間によく弾いてて、弾きたくて教えてもらいました。素人でも何とか弾けるくらい、覚えやすくて簡単なんですよね、これ。私はゆっくりしか弾けなくて、てごし、私より上手じゃないか…!!という意味でも感嘆しました。 次はケセナイ、ってときにまっすが(おふざけで)センターに1本だけあるマイクに向かうと、あうんの呼吸で反応してキーボードに向かうてごし。右手で何か弾いている。???な会場でしたが、あ!ってなって「○△※□〜光輝く場所へ♪」と歌う会場。みんな、流石NEWSファンだね!!「道しるべは〜」に入る前に弾くのやめちゃって、合いの手「君の勇気」を入れたかったのに、と少々残念な私。一方、頭の中ではこの曲のタイトル何だった?ってなってて、このあとのケセナイの間じゅう唸ってた。てごしはそれまでの公演のどこかで「猫ふんじゃった弾けるよ」発言があったので、たぶんどこかで機会があれば弾きたかったんだと思う。「きらめきの彼方へ」が急に終わって(右手だけだったし、ちょっとうろ覚えのようだったからあきらめて弾ける曲にしたのかも)のあとに、「弾けるよ」ってサラっと言って両手ですぐに弾き始めた。ええっ弾けるの?という驚きと、すげーちゃんと弾いてるやん!っていう歓声が上がる。聞き入ってると、「猫ふんじゃった猫ふんじゃった、猫ふんじゃふんじゃふんじゃった(×2)」まで来て、更にキーがちょっと上がってまだ弾く。このあたりで全員でリズムに合わせて拍手。おいどこまで弾くんだよと思ったら、最後の「ちゃっちゃちゃちゃーのちゃっちゃ」まで。完璧じゃないか!!会場、拍手拍手。てごしは下(鍵盤)を見てずっと両手で弾いてたんで、表情は見えなかった。終わったあとはどんな顔してたかな…。あまりの展開に少々パニくって、それどころではなかった私。どうせ弾くならそのピンクつなぎではない方の衣装で!((ピンクつなぎはギターには良く似合うんだけど。