フルスイング 感想

明日はミュージックステーションにNEWS登場!NEWSが6人になって2007年「星をめざして」をリリースした時のMステをファンになった後に見た時、なんて希望と生命力に溢れているんだろうと感動しました。あれから5年。再び同じようなシチュエーションでどんなNEWSが見られるのだろうか。今度はリアルタイムで見ます。あのときより大人になったNEWSが、プロアイドルのステージを披露することを期待しながら。チャンカパーナをフルで!ぜひフルで!お願いします!!

以下、フルスイングについて。

    • フルスイング(通常盤)

最初にラジオで聞いた時は、綺麗な曲だけれども、これまでのNEWS曲(エンドレスサマー、Fly again、Wake Up)とカブるなあ…というのが第一印象でした。ですが少クラで披露されたのを見て、こんなに心に迫る曲だったのか!!!と開眼。バックのオーケストラの音がよく聞こえたのも良かったし、力を込めて歌う4人の姿が曲・歌詞とマッチしてた。特にテゴマスはテゴマス活動を通じて培った歌に気持ちを乗せる術を発揮していました。テゴマスとNEWSの活動の集大成がここにあると思えたパフォーマンスでした。
CD音源で聞いて、改めてやっぱりイイ曲!!!となっています。NEWSファン投票が次にあったら、エンドレスサマーの位置を脅かすのがこの曲になるのでは。ツアーでも絶対に感動するはず。作られたヒロイズムさん日く「最高傑作」。でもA面にはしなかったNEWS。ファンの前に明るい姿を見せたかった4人にとって、チャンカパーナがA面であったのは必然。曲単体で聞くと、フルスイングの方がいわゆる「良曲」だとは思います。でもアイドル曲らしいという点ではチャンカパーナに軍配。だから今回はこの選択は良かったと思う。深読みされやすいフルスイングをA面にするには、もう少し時間が必要。もったいないけれど、カップリングにこのNEWSの再出発を歌ったかのような素晴らしい曲があることで、ファンとして慰められました。いつか、フルスイングのような胸に迫る応援歌が、NEWSのA面としてリリースされる日がきますように。

「そう何度だって 賽をふれ 願いをこめた フルスイングで」

サビの素敵な歌詞。ここの解釈は如何様にもできますが、私は、「賽(さい=サイコロ))」といえば、私は古代ローマユリウス・カエサルの名言「賽は投げられた」を連想します。意味は「事ここに至ったうえは、結果はどうなろうとも断行するほかはない」(by Yahoo辞書)。カエサルはこの言葉を言ってルビコン川を渡り(=宣戦布告し)、ローマに攻め入っった結果、覇権を握ることに成功しました。「賽は投げられた」は「どうしようもない状況に陥ってしまったので、前に進むにした」というニュアンス。一方「賽をふれ」の方は、「自らの意志で運命の歯車を動かす」というように能動的。この前向きさがね、いい歌詞だな!!と思います。
スゴロクの場合、賽を振ると一〜六の目がでて、目の数とおりに進みます。それを何度か繰り返すとゴールに辿りつく。「一」が何度出てもいいじゃないか。それでも前に進んでいる。何度でも賽を振ればゴールに辿りつく。一歩一歩前に進んでいくことを表しているのかなと思いました。
また、「賽をふる」ということはバクチをするというわけです。曲を決めたり、ツアーの内容を決めたり、雑誌のコメントを決めたり、それはひとつひとつがギャンブル。もう二十代半ばのNEWSにとって、アイドルとして巻き返せるチャンスがそうそうあるとは思いません。それでもてごしさんが「№1のアイドルになりたい」と発言するのは嬉しくて、そういう夢見ているようなアイドルをしている自担が好きです。現状を冷静に見て、そういう言葉が絵空事に聞こえてしまうのがコワイ。でもずっと言い続けて欲しい…という願望もあります。アイドルならアイドルらしく、こうきたかー!っていう驚きを与えて欲しいわけですよ。それがファンや世間にウケるかどうかはギャンブル。でも、チャレンジして欲しい!フルスイングで!!って思いました。