ヴァンパイアはかく語りき

ソロ曲感想いっきまーす。トップバッターは加藤シゲアキのソロ曲。

ツァラツゥストラはかく語りき」(ニーチェ)を下敷きにしたタイトル、「ポーの一族」を読んだということ、「ポエトリー・リーディング(詩の朗読)」をやりたかった、という事前情報から楽しみにしてた作品。作品を聴いて、シゲが雑誌・ラジオでソロ曲について述べていたことはこういうことね〜と腑に落ちました。

曲はテルミン?みたいなヒュオ〜って音が入ってたりして歌詞によく合ったアレンジだなあと思いました。歌部分は割とキャッチーで覚えやすい。歌最後の「Give me your blood」の歌い方好き。セリフ部分は「ヴァンパイアだからさ」ってとこがカッコイイ!ここはLIVEでキメキメにキメて言って欲しいわ。


歌詞は、確かに聴いただけでは内容がよくわからん笑。シゲはしきりと「歌詞カードを見て」と言ってた。んで見た所、あら、シゲソロ曲だけがフォントが違う。他は全てゴシック体なのにシゲだけ明朝体(たぶん)なのね。
「赤ワインの薔薇」を「まがいもの」と読むのは、シゲらしいひねりを効かせた言い回しだなあと思った。
歌詞カード読んでも、一読ではよくわからん。聴き手(読み手)に解釈することを期待しているようなモゾモゾした感じがある。釣られて、歌詞中の言葉の意味をぐぐってみたよ。


ジョニー=ジョニー・デップは、やけに最近だなという気もするので、昔の作品で他のジョニーさんがいるかもしれない。「その男、凶暴につき」は吸血鬼とは直接関係ない作品だけど、シャレたタイトルだから引用したんだと思う。
以上を踏まえて歌詞を解釈すると、以下のとおり。あくまで自己流。皆さんの解釈も見てみたい。


「君に聞いて欲しい話があるんだ。昔、恋人がダイナマイト爆発で死んでしまった。俺は悪魔の誘いに乗ってヴァンパイアになり、宿敵ノーベルを探した。目的達成しても満たされない。心で愛したいけれど身体が血を欲している。疲れた…。おや…君はヴァンヘルシングだったのか。騙されたな。」